ハンガリー GP 決勝は意外な結末に [F1]
予選順位が非常に重要なハンガリー GP ですが、予想に反して波乱のレースとなりました。
1. ウェーバー
2. アロンソ
3. ヴェッテル
4. マッサ
5. ペトロフ
6. ヒュルケンベルグ
7. デ・ラ・ロサ
8. バトン
9. 可夢偉
10. バリチェロ
スタートはアロンソの伸びが素晴らしく、 1 コーナーまでにヴェッテルより前に出ましたが、インをキープしていたヴェッテルがかろうじてトップを維持。ウェーバーはアロンソに抵抗せず、 3 番手でコーナーをクリア。順位が落ち着いたところで、この順位のまま最後まで展開すると予想していました。
ところが 17 周目あたりでリウィッツィのエンドプレートが落下し、それを取り除くためにセーフティカーが出動。ここからドタバタが始まりました。
まず、ヴェッテルはピット入り口を通り過ぎたところから強引に縁石を(飛び)超えてピットへ。上位ではウェーバー以外は全員がピット作業を終わらせました。
ピットではクビサがピットを離れる時に、チームのミスでフォースインディアがピットインするタイミングでリリースしてしまい両者クラッシュ。また、ロズベルグは右リアタイヤが外れてピットロード出口で停止してリタイア。タイヤは他チームまで転がっていき数メートルも飛び跳ねていました。危ないですね。
コース上はステイアウトしたウェーバーがトップ、ヴェッテル、アロンソ、マッサと続きます。セーフティカーが外れる直前、ヴェッテルがウェーバーとの距離をかなり空けているのが気になりましたが、ウェーバーとアロンソの間を空けるためのチーム戦略と思いました。レース後のインタビューでは無線が聞こえなくてセーフティーカーインのタイミングがわからなかったと言っていましたが。
レース再開後、ヴェッテルがアロンソを抑えた上に、アロンソがレッドブルのペースについてこられなかったため、ウェーバーはみるみる差を広げていきます。ついでにヴェッテルとの差も開いていきましたが、タイヤの違いが原因なのか、チームの戦略なのかはわかりませんでした。
20 周を過ぎたあたりでハミルトンがトラブルによりリタイア。これにより、ウェーバーかヴェッテルがチャンピオンシップリーダーに立つ可能性が高くなりました。ウェーバーはピットストップを残しているので、この時点ではヴェッテルが優勝してポイントリーダーになるだろうと考えていました。
ところが 30 周手前あたりでヴェッテルが審議の対象に。セーフティーカールールで、前車とは 11 車身以上空けてはならないらしく、それに違反したようです。しかし、ここまでにヴェッテルはウェーバーから 10 秒近く遅れ、アロンソにも 8 秒程度しか差をつけられていなかったと思います。
ヴェッテルがペナルティ後もトップを維持するためには、ウェーバーから数秒以内、アロンソに 18 秒の差をつける必要があるようですが、タイムが思うように上がらないようで、目標通りの状態にはなりませんでした。
ヴェッテルは、そのまま 30 周あたりでドライブスルーペナルティでピットスルーを行い、アロンソの後ろ 3 位まで後退してしまいます。マッサはウェーバーの前に出られる可能性があったのですが、逆転することができず 4 位のままでした。
一方のウェーバーはその後もアロンソとの差を広げ続けて、ヴェッテルと順位争いをするアロンソがペースを落とさざるを得なかったこともあり、 24 秒近いマージンを築いてピットイン。余裕でトップのままコースに復帰しました。
ヴェッテルはアロンソに近付きますが、ハンガロリンクでのオーバーテイクはほぼ不可能なので、レースはそのままの順位でフィニッシュ。ウェーバーがヴェッテルに 10 点差をつけてポイントリーダーに立ちました。
レース中の無線、ゴール後にチャーリーホワイティングに詰め寄る姿、表彰台、レース後インタビュー、全てでヴェッテルの不機嫌な様子があからさまでした。
レースを振り返ると、たらればも含めて色々考えてしまいます。
- レッドブル(チーム)は、ドライバーに情報と指示を的確に送るべき
- セーフティーカ後にヴェッテルはクルージングしていたように
見えるが、ウェーバーについていけば結果は違っていたのでは
- ハンガロリンクは面白くないので、個人的にはもう要らない
- ウェーバーがチャンピオンになることだけは勘弁・・・
これから F1 は夏休みに突入しますが、休み明けのレースは 8/29 決勝です。ベルギー GP は日本 GP と並んで毎年楽しみにしているレースです。スパ・フランコルシャンは景観、高速コーナー、オー・ルージュと、屈指の名コースですよね。
1. ウェーバー
2. アロンソ
3. ヴェッテル
4. マッサ
5. ペトロフ
6. ヒュルケンベルグ
7. デ・ラ・ロサ
8. バトン
9. 可夢偉
10. バリチェロ
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- 出版社/メーカー: レッドブル
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スタートはアロンソの伸びが素晴らしく、 1 コーナーまでにヴェッテルより前に出ましたが、インをキープしていたヴェッテルがかろうじてトップを維持。ウェーバーはアロンソに抵抗せず、 3 番手でコーナーをクリア。順位が落ち着いたところで、この順位のまま最後まで展開すると予想していました。
ところが 17 周目あたりでリウィッツィのエンドプレートが落下し、それを取り除くためにセーフティカーが出動。ここからドタバタが始まりました。
まず、ヴェッテルはピット入り口を通り過ぎたところから強引に縁石を(飛び)超えてピットへ。上位ではウェーバー以外は全員がピット作業を終わらせました。
ピットではクビサがピットを離れる時に、チームのミスでフォースインディアがピットインするタイミングでリリースしてしまい両者クラッシュ。また、ロズベルグは右リアタイヤが外れてピットロード出口で停止してリタイア。タイヤは他チームまで転がっていき数メートルも飛び跳ねていました。危ないですね。
コース上はステイアウトしたウェーバーがトップ、ヴェッテル、アロンソ、マッサと続きます。セーフティカーが外れる直前、ヴェッテルがウェーバーとの距離をかなり空けているのが気になりましたが、ウェーバーとアロンソの間を空けるためのチーム戦略と思いました。レース後のインタビューでは無線が聞こえなくてセーフティーカーインのタイミングがわからなかったと言っていましたが。
レース再開後、ヴェッテルがアロンソを抑えた上に、アロンソがレッドブルのペースについてこられなかったため、ウェーバーはみるみる差を広げていきます。ついでにヴェッテルとの差も開いていきましたが、タイヤの違いが原因なのか、チームの戦略なのかはわかりませんでした。
20 周を過ぎたあたりでハミルトンがトラブルによりリタイア。これにより、ウェーバーかヴェッテルがチャンピオンシップリーダーに立つ可能性が高くなりました。ウェーバーはピットストップを残しているので、この時点ではヴェッテルが優勝してポイントリーダーになるだろうと考えていました。
ところが 30 周手前あたりでヴェッテルが審議の対象に。セーフティーカールールで、前車とは 11 車身以上空けてはならないらしく、それに違反したようです。しかし、ここまでにヴェッテルはウェーバーから 10 秒近く遅れ、アロンソにも 8 秒程度しか差をつけられていなかったと思います。
ヴェッテルがペナルティ後もトップを維持するためには、ウェーバーから数秒以内、アロンソに 18 秒の差をつける必要があるようですが、タイムが思うように上がらないようで、目標通りの状態にはなりませんでした。
ヴェッテルは、そのまま 30 周あたりでドライブスルーペナルティでピットスルーを行い、アロンソの後ろ 3 位まで後退してしまいます。マッサはウェーバーの前に出られる可能性があったのですが、逆転することができず 4 位のままでした。
一方のウェーバーはその後もアロンソとの差を広げ続けて、ヴェッテルと順位争いをするアロンソがペースを落とさざるを得なかったこともあり、 24 秒近いマージンを築いてピットイン。余裕でトップのままコースに復帰しました。
ヴェッテルはアロンソに近付きますが、ハンガロリンクでのオーバーテイクはほぼ不可能なので、レースはそのままの順位でフィニッシュ。ウェーバーがヴェッテルに 10 点差をつけてポイントリーダーに立ちました。
レース中の無線、ゴール後にチャーリーホワイティングに詰め寄る姿、表彰台、レース後インタビュー、全てでヴェッテルの不機嫌な様子があからさまでした。
レースを振り返ると、たらればも含めて色々考えてしまいます。
- レッドブル(チーム)は、ドライバーに情報と指示を的確に送るべき
- セーフティーカ後にヴェッテルはクルージングしていたように
見えるが、ウェーバーについていけば結果は違っていたのでは
- ハンガロリンクは面白くないので、個人的にはもう要らない
- ウェーバーがチャンピオンになることだけは勘弁・・・
これから F1 は夏休みに突入しますが、休み明けのレースは 8/29 決勝です。ベルギー GP は日本 GP と並んで毎年楽しみにしているレースです。スパ・フランコルシャンは景観、高速コーナー、オー・ルージュと、屈指の名コースですよね。
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