医療費控除 ( 1 ) 概要・事前準備

今年も確定申告の季節がやってきました。1 年間の医療費が
10 万円を超える方は、医療費控除を考えてみては如何でしょうか。

たいした金額ではないかもしれませんが、税金を少しでも
取り戻すことができます。サラリーマンに認められた数少ない
節税策ですので、上手く活用したいものですね。

医療費控除のすべてがわかる本―確定申告・還付申告のための

• 作者: 藤本 清一
• 出版社/メーカー: 税務研究会出版局
• 発売日: 2009/12
• メディア: 単行本

<領収書集め>

ただし、事前準備として、病院や薬局の領収書を保管しておく必要が
あります。領収書がない人は、来年の確定申告に備えて今から
領収書を保管しておきましょう。

領収書を保管する際には、病院・薬局ごと、人ごとにまとめておくと
後が楽です。更に、治療内容や交通費も記録しておくと、申告用紙を
作成する際に悩まなくて済みます。

また、控除対象として認められるものと認められないものが細かく
決められており、更にわかりづらいため、医療関係の領収書は全て
保管しておいた方が無難です。

<戻ってくる金額>

金持ちでもない通常の家庭での所得税率は 5% ～ 20% ですから、
10 万円を超えた分にこの所得税率をかけた金額が戻ってきます。

所得税率は検索すればすぐ見つかりますので、まずは領収書を
合計して、戻ってくる金額を計算し、モチベーションを上げましょう（笑

例えば税率が 10% の人で 1 年間の医療費が 20 万円だった場合、
1 万円が戻ってきます。

(200,000 - 100,000) x 0.10 = 10,000

また、月額にすると数百円程度ですが、住民税が安くなるという
おまけも付きます。

タグ：節税 控除 医療